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咳などの症状がある方へ
- 2023/07/11
コロナが5類感染症に分類されて、2カ月ほどが経過しました。
一時期は本当に感染者が減った印象がありましたが、徐々に増えてきている印象です。とはいえ、第2波からかかわっている当院としては、本当に別の病気をみている印象です。その当時は「そうかもしれない」と思ったときにはすでに肺炎を発症していて、生きるか死ぬかのところまで追いつめられてしまうような恐ろしい病気でした。それがワクチンが行き渡って、オミクロン株になってからは全然別の病気になった感じです。ほとんど重症化しなくなりました。患者数も圧倒的に多くなり、「死ぬかもしれない珍しい病気」ではなく「普通によくある病気」に変わった気がします。
それでも、はとりファミリークリニックでは咳など風邪にもある症状がある方には別室へ移動していただいています。
それは、「コロナかもしれないから」ではなく、「気持ちよく過ごしてほしいから」です。いろいろな症状で病院にみえる方がいらっしゃり、それは咳や鼻水だけではありません。胃の調子が悪くて病院に行ったら隣にゴホゴホ咳をしている人がいたら、うつされるんじゃないかって不安になりますよね。今に始まったことじゃないから大丈夫って、受付のスタッフに言ってスタッフは理解していても、待合室の知らない患者さんはそんなの理解できるわけないし、いちいち隣の人に「ずっと咳をしているんです。コロナじゃないんです。」なんて説明できないから、視線が殺伐としてきて、どんどん待合室の空気が険悪になってしまう。それが院長が一番いやなところなのです。
コロナの可能性が低いとわかっていても、知らない人からあらぬ疑いをかけられないように処置室など限られたスペースへご案内したり、車で待っていていただいたりしています。ご不便をおかけしますが、そういった思いがあってのことなのでご理解をよろしくお願いいたします。