小児科

小児科PEDIATRICS

小児科では、急な発熱、鼻みず、せき、のどの痛み、腹痛、嘔吐、湿疹など、お子さんによく見られる一般的な症状について診療いたします。
当院では、保護者の方やお子さんのお話をきちんとお聞きし、丁寧な診療と急性疾患への迅速な対応をいたします。

小さなお子さんはつらい症状を的確な言葉で伝えることがなかなかできません。そのため、ちょっとした不機嫌さや元気がない場合でも、病気が関わっていることも少なくありません。「何となく様子が気になる」「いつもと違う気がする」と思われることがお子さんにございましたら、ご相談ください。

診察の結果、高度な検査や入院、手術などが必要と判断された場合は、適切な医療機関へご紹介いたします。
  • こんなお悩みはありませんか?

    • 熱、せき、痰、鼻水、のどの痛み
    • 呼吸時にゼーゼー、ヒーヒーする
    • ひきつけ
    • お腹の調子が悪い(腹痛、便秘・下痢など)
    • 吐き気、嘔吐
    • 食欲がない
    • おねしょ
    • 発疹が出ている
    • 肌がカサカサしている
    • 泣き方がいつもと違う
    • なんとなく元気がない
    • 顔色が悪い/機嫌が悪い など
  • よくある小児科の病気

    乳児湿疹

    乳児湿疹

    生後2~3か月ごろまでの赤ちゃんは、ホルモンの影響で皮膚から皮脂がたくさんしみ出てきます。保湿効果の高い皮脂も放っておくと汚れやすく肌や毛穴にたまり、「乳児湿疹」の原因になります。赤ちゃんの皮膚は大人の1/3ほどの厚さしかなく、洗いすぎると皮膚が傷むため泡立てた石けんでやさしく手で洗いましょう。なかなか治らないようであれば治療が必要な状態になってしまっている可能性もあるので、病院への受診がおすすめです。

  • 突発性発疹

    突発性発疹

    別名「小児バラ疹」ともいうウイルス感染症のひとつです。病原体である「ヒトヘルペスウイルス6型」には1歳までにほぼすべての子どもが感染しますが、症状が出るのは70%にとどまります。その後、2~4歳とやや遅れた年齢で発症することもあり、こちらは「ヒトヘルペスウイルス7型」が原因とされるもの。数日間にわたって38℃以上の発熱があり顔や全身に赤いぶつぶつが出現するのが典型的な症状で、特効薬はなく自然治癒します。

  • 熱性痙攣

    熱性痙攣

    乳幼児期に多くみられ、発熱とともに全身のけいれんを起こします。いわゆる「ひきつけ」で原因ははっきりわかっていません。体を突っ張ってガクガク震え顔色が紫色や土色になるほか、けいれん中は意識がなく呼びかけても答えられなくなります。ほとんどはすぐおさまるのですが、10分以上続いたり起こる感覚が短くなっていると感じたらためらわずに救急車を呼んでください。また舌をかむ可能性もあるため、窒息には注意が必要です。

  • 伝染病

    伝染病

    子どもがかかりやすい伝染病は「インフルエンザ」や「RSウイルス感染症」、「アデノウイルス感染症」「おたふくかぜ」などのほか、「水ぼうそう」「リンゴ病」「ヘルパンギーナ」「ヘルペス歯肉口内炎」もよく知られています。免疫力が弱い小児期は「マイコプラズマ」「溶連菌感染症」といった重症化リスクの高い病気にも注意が必要。いずれもワクチンや予防接種である程度防ぐことができますので、定期的な接種をおすすめします。

  • あせも

    あせも

    子どもは汗で体温調節するうえ、発汗量が大人の2~3倍にもなるもの。汗の出口が角質や汚れなどでふさがれてうまく排出できず発現する炎症を「あせも」といいます。赤いぶつぶつができてかゆくなる赤ちゃんの「おむつかぶれ」もその一種。「あせも」には大別して3種類あり、透明で小さな水ぶくれができる「水晶様汗疹」、白く平らな湿疹がみられる「深在性汗疹」、一般的な「あせも」である「紅色汗疹」は赤い湿疹をともないます。

  • 川崎病

    川崎病

    全身の血管に炎症が起き、手や足の指先から皮膚がむける症状の病気「川崎病」。日本では年間におよそ1万5000人の子どもが発症しているともいわれています。その多くは発熱が最初にみられ、5日以上にわたって38℃以上の熱が続きます。また、両目が赤く充血する・くちびるがカサカサと乾燥する・舌の表面にできものができ「イチゴ舌」になる・首にあるリンパ節がはれる・手足がむくむ・手のひらや足の裏が赤くなるなどの症状も表れます。

  • かぶれ・虫刺され

    かぶれ・虫刺され

    「かぶれ」も皮膚の薄い子どもに特に起こりやすく、おむつかぶれなどはこまめに取り替えることが一番の対処法です。また「虫刺され」には、血を吸う虫・蚊やノミ、アブ、ブヨなどのほかハチやムカデといった刺す虫、毛虫に代表される接触性皮膚炎を起こす虫などの原因があります。かゆみが強くかきこわして「とびひ」になる場合も少なくありません。虫の多い時間帯の外出は避け、虫よけ薬は低刺激性のものを使うとよいでしょう。

  • 嘔吐・下痢

    嘔吐・下痢

    「下痢」は食べたものを十分に消化吸収できなかったとき、特に小腸・大腸の働きが悪いと起こりやすくなります。便が水っぽく、回数が多い場合には注意しなくてはなりません。また「嘔吐」について、子どもは激しく泣く・食べ過ぎ・せき込むなどによって吐いてしまうこともあり、すぐに病気と判断するのは早急といえます。しかし、感染症やそのほかの病気が隠れているケースも考えられるため、落ち着いて注意深く観察することが大切です。