今年は早くもインフルエンザが流行しつつあります。
インフルエンザは5類感染症のため、定点把握をされています。1週間に1回まとめて報告されてくるので、公表される数字は1週間から10日ほど前の肌感覚といった印象です。
新型コロナワクチンで一躍有名になったモデルナ社が、JAMDAS(日本臨床実態調査)をもとに推計値を出しているのですが、これがなかなか興味深いものがあります。
(モデルナ 新型コロナ・季節性インフルエンザ・RSウイルスリアルタイム流行・疫学情報より)
このグラフは9月はじまりで、1マスが1カ月です。
22-23公表値と推計値はほぼ一致しており、かなり高い精度で推計ができていると思われます。
19-20シーズンは、新型コロナが途中から流行し始めた年で、立ち上がりのカーブは例年通りでした。
23-24推計値を見てみると、2カ月半ほど19-20公表値を前にスライドさせた印象です。
例年同じようなカーブを描くことを考えると、ピークは年内にも??
しばらく流行もしていなかったことも合わせるとすでに体もインフルエンザのことなんて忘れてしまっていることも考えられます。今年は少し早めのインフルエンザワクチン接種が求められるかもしれません。