4月から小児の定期ワクチンスケジュールが変更になります。
百日咳は、乳児で重症化することが多いといわれておりました。
4種混合ワクチン(ジフテリア、破傷風、百日咳、ポリオ)従来であれば生後3カ月からでしたが、副反応は2カ月に前倒ししても変化がないことがわかり、さらに接種完了までが早くなるため、全くリスクも変わらず、費用も変わらず、入院を減らせるようになるそうです。
当院の1歳までのスケジュールは、
①生後2カ月
ロタウイルスワクチン(飲み薬)
Hibワクチン、小児肺炎球菌ワクチン、B型肝炎ワクチン、4種混合ワクチン(注射)
②生後3カ月
ロタウイルスワクチン(飲み薬)
Hibワクチン、小児肺炎球菌ワクチン、B型肝炎ワクチン、4種混合ワクチン(注射)
③生後4カ月
ロタウイルスワクチン(ロタテックの場合)
Hibワクチン、小児肺炎球菌ワクチン、4種混合ワクチン、BCG(注射)
④生後7~8カ月
B型肝炎ワクチン、4種混合ワクチン
といったものも可能となり、いままで最低でも5回受診が必要でしたが、通院回数が1回減ります。
忙しいお母さんにも朗報です。
また、2023年3月27日には、4種混合ワクチンにHibワクチンを混ぜた5種混合ワクチンが認可されました。しばらくは名古屋市の補助はないですが、いずれ補助対象になれば痛い思いをする回数も減ってくると思います。