10年ほど前から始まった高齢者肺炎球菌ワクチン補助ですが、いよいよ年齢が区切られそうです。
肺炎球菌ワクチンは5年間有効なので、65歳から5歳刻みで毎年うっていけば、
例えば、
2015年に65歳の人、70歳の人、75歳の人
2016年に65歳の人、70歳の人、75歳の人
2017年に65歳の人、70歳の人、75歳の人
2018年に65歳の人、70歳の人、75歳の人
2019年に65歳の人、70歳の人、75歳の人
といった具合にうてば、2020年は2015年にワクチンを接種した人がもう1回接種する年になります。
2020年は新たに65歳になる人を対象にワクチンを接種すれば、65歳以上のすべての高齢者が肺炎球菌のワクチンを接種したことになるはずというのが厚生労働省の目論見でした。しかし、なかなか接種率は上がらず、5年を過ぎても前回接種していなかった人が多数いるため、もう一度案内するということを10年ほど繰り返してきました。
5歳刻みで国として補助をするのは毎年であれば年内に延長決定が通知されていたのですが、今年は延長する発表がありません。今後は補助は65歳だけになる可能性があります。
名古屋市も、65歳以上すべての高齢者に対して全員初回のみ補助を出すことをしていましたが、国がそのように方針転換をするため65歳しか補助が受けられなくなる可能性があります。
4月以降もすべての補助を続けるのか、65歳だけにするのかはっきりとしていませんが、補助終了の決定がされると駆け込み接種が増える可能性があります。接種希望の方は2月中に接種をお願いします。