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マイナンバーカード

いろいろ不安な情報が流れているマイナ保険証ですが、当院では約半数の方にご利用いただいております。
マイナンバーカードは証明書なので、カード自体や電子証明の有効期限が切れているとどうしようもありませんが通信エラーなどの大きなトラブルはなく現在に至っています。

マイナ保険証を導入して画期的だったのは、保険証をスキャンする必要がなくなったこと。
「そんなの大したことないじゃん」と思われる方も多いとは思いますが、これが地味に大変で、スキャンした文字を読み取りソフトで読み取るのですが誤認識が時々あって間違った情報が登録されてしまうことがありました。目視で間違いがないか確認するのですがそれでも見落としてしまって、保険者に請求をしてから間違いがわかることが悲しいことながら1か月に数件ありました。これがマイナ保険証が始まってからは全くなくなりました。その分、受付でもそこに気を取られることなく患者さんの話を聞くことに注力できるようになりました。

また、マイナ保険証で同意を頂いた方からは処方薬の確認もできます。
他県にお住まいで、子供の家に遊びに来た方が体調を崩して当院を受診されたことがありました。血圧の薬をもらっていてそれがなくなったから一緒に処方してほしいとのことでしたが、名前がわからず何度きいても「白い丸い薬なんです」と言われるばかりでした。お薬手帳も持っておらずかかりつけ医療機関の電話番号も不明で、正直お手上げな状態でした。受付でも「マイナ保険証はない」とのことだったのですが、もう一度きいてみると財布の中に入れているとのこと。改めてマイナンバーカードで保険証確認を行ったところ処方歴の照会ができるようになり、無事処方することができました。

まだまだ十分に使いこなせていないと思いますし、逆に言えばもっと便利な使い方もあるように思います。
今後も何か新機能が追加されていないかなど注意してみていこうと思います。
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